太陽と月

 こんばんは。Nanashunです。

 今回は昨日の出来事について書いていこうと思います。昨日、自分は会社の同期の女の子とご飯に行きました。きっかけはほんとくだらないのですが、実家暮らしである自分はごくたまにお母さんのご飯が用意されない日があり、それが事前に決まっていたからです。また、これまでも何回かご飯に行ったことはあり、はじめてということではありませんでした。とはいえ、快諾してくれる彼女も彼女なのですが、入社半年にしてそういう仲になれたことは自分にとっても嬉しいものでした。しかし、そんな彼女との昨日のご飯は今までのような決して楽しいだけのご飯でありませんでした。というのも、結論自分がいらないことを言い、善良な彼女を悩ませたからです。

 具体的にいうと、実は自分はこの頃、今の所属する部署の組織体制に嫌気がさしていたり、またそれでいて自身も営業の成績が振るわなかったりで、俗に言う「仕事が楽しくない」時期でした。そんないわゆる愚痴に近いような話を自分が彼女一人に全てをぶつけてしまったわけです。最低ですよね。彼女は何一つ悪くないのに。もちろん、そうなった理由は今でも言語化でき、それはよく言えば彼女のことをとても信頼していたからですね。だからこそ、相談すれば少し気が楽になる、あるいは願わくば組織にも影響するかと自他ともに期待をかけてしまったわけです。しかし、今思えば結局は前者で、自分よがりで自分が楽になりたいが故の行動でした。そんな最低な人を前にしている彼女です。いつもの元気ささえなくなっていて、最後の方は何も言わず目も合わせてはくれませんでした。最悪の空気になったと察してからはすぐに過ちに気づき、謝りました。しかし、その時にはもう遅く、彼女の機嫌はその日は治ることはありませんでした。自分はやってしまったなと思いながらも、そこに後悔はありませんでした。それは烏滸がましい話かもしれないですが、遅かれ早かれ、この話は自分がする、あるいは彼女から聞く、の両方しかなかったからです。というのも、この話をした時、彼女も決してはじめて聞くようなリアクションではありませんでした。どちらかと言うと、彼女は自分がそのようなことを言ってくることに対してではなく、誰もが幸せになれないことを悲しんでいるようでした。もうここまで読んでいただければわかりますよね。そうなんです、彼女はあまりにもお人好しな人だったわけです。自分もきっとそういう彼女に魅了されてきたのだろうと思いました。そうなると彼女は明るい性格含め「太陽みたいな人」に対し、自分はそんな太陽みたいな人のおかげで今を過ごせている「月のような人」だと思います。でも、これではいつまで経っても彼女がいなければ自立できません。また、魅了されてばかりで、彼女に恩返しもできません。だから、少しでも還元できるように、自分も魅力的な人になりたいですし、今度は彼女が困っていた時に自分がそんな彼女の太陽になれるように頑張りたいですね。

 さて、そんな自分たちですがご飯を終えてからは少し公園を散歩し、最後の方にはまたいつものようなふざけ合った仲にも戻れました。もちろん、それだから昨日のことが決して丸くなったわけではありません。それでも自分たちはやっぱりお互いを生かしながら生きている気がします。というのも、自分は彼女といる時間が好きですし、きっと彼女もご飯に来てくれるくらいなので、その気持ちは一緒な気がします。だからこそ、太陽と月のような正反対な性格でも、いや性格だからお互いに足りないものを補え合えると思います。ということで、これからもずっと自分にとっての太陽として、よろしくお願いします!

 読んで頂き、ありがとうございました。 

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