魔法みたいな夜

 こんばんは。Nanashunです。

 タイトルの「魔法みたいな夜」は、5年前BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark in Tokyo Domeにて藤くんがMCで使ったキーワードです。自分は当時高校3年生で、受験期で参戦できませんでしたが、記事を見ていい言葉だなぁと思ってからはずっと好きな言葉になっています。今回はそんな言葉に似合う日が訪れたので、それについて書いていきたいと思います。実は昨日、三度(みたび)自分が想いを伝えた人とご飯に行きました。しかし、前提気まずくならないのかと思うかもしれませんが、先ず彼女自身がそういうのをあまり感じない人であり、また自分も過去の恋愛からそういう関係にあった人とも大抵は友達に戻れています。ですから、言ってしまえば自分たちはもう「気の知れた友達」になったわけです。お互いの想いや考え方ないし、性格や接し方もこの1ヶ月あまりでかなり知ることができました。そんなもう筒抜けの彼女とご飯に行ったのですが、結論それが今までの自分たち史上一番楽しかった日になりました。

 先ず、ご飯では最初こそスロースタートだったものの、徐々に自分のふざけ具合が加速していき、後半はもう彼女をずっと笑わせることができました。ちなみに、これはいうまでもなく嬉しく、というのも以前ののブログでも触れたかも知れませんが、先輩に会話を弾ませるのが重要と言われていたので、それでいうとまあ会話なのかはさておき(笑)、楽しんでもらえているのは個人的にすごく嬉しかったですね。しかし、それもあって彼女は少しのお酒でも酔いが回るのが早く、出る時にはちょっと調子に乗りすぎたなと反省することになりました。出てから、すぐさま水を買いました。そしてその水を飲むように彼女に促すのですが、彼女は酔っていることもあり、なかなかそれを飲んでくれません。心配は益々増えていく一方、なんというかこのふざけあっている時間はとても好きだなあと思ってしまいました。時間が経つ中でお互いトイレに行くのですが、その時も自分が目を離した隙に元の場所にいなかったときは、本当に焦りました。でも、そこは勘を最大限に働かせ、すぐに見つけることができたのでよかったです。しかし、ここまで聞いていたらわかるように、もう彼女がこれ以上と飲むことはできないと思ったので解散を提案するのですが、彼女は全然言うことを聞いてくれずでした。でも、一緒にいたいという気持ちに嘘はつきたくなかったので、それでならカラオケに行こうと決めて、自分たちはカラオケに行きました。

 カラオケに着くと、彼女の酔いはだいぶ覚めていました。もうこの時点で、自分は安心感が半端なかったですし、だからこそカラオケを楽しもうと思えました。彼女とはもちろん初めて行ったので何を歌うとか、そもそもどんな声なのかとか全く知らなかったですが、彼女は自分の想像を上回る綺麗な歌声でaikoやあいみょんといった自分もよく聴く音楽を歌ってくれました。そんな彼女に負けずと、自分も好きなBUMPや十八番の斉藤和義などを入れて、お互いの歌声を楽しみました。中でも、自分が最も最高だなと思ったのは、BUMPの「ray」を歌ったときで、この曲は彼女が大好きな曲ということもあり、一緒にライブのノリで歌い合いました。そして、あの時間を思い出すたびにこれが藤くんのいう「魔法みたいな夜」なんだなというのが頭の中で想起されたのです。しかし、そんな魔法も長く続くこともなく、その魔法は僅か一瞬で溶けていきました。

 そんな感じで、また日常に戻っていく自分たちですが、実は彼女は今月誕生日を迎えたこともあり、自分は最後にほんとささやかではありますが誕生日プレゼントを渡しました。中身は高校時代から自分がよく愛用しているハンドクリームの「ロクシタン」のネイルオイルで、選んだ理由は彼女はネイルがとても好きであり、また最近そのネイルが剥がれたりしてしまった、という話をなんとなく耳にしていたので、それなら大切なものをより大切にできるものを、と選びました。またそもそもなんでプレゼントをあげようかと思ったかですが、実は随分前から用意してわけではなく、ほんと2日前に彼女とLINEしていた時に、お母さんとの話題になり、プレゼントが貰えないなんて話を冗談混じりに話していたのを、自分がまともに受け止めて、それなら自分がその穴を埋めてあげようと突発的に思い立ったまででした。そんな背景も含めて渡した時、彼女は驚きと喜びに満ちていました。そんな彼女を見て、自分もまた嬉しくなりました。いつも何かと迷惑をかけてしまう自分だからこそ、たまにはこういうことをさせてもらえないと、自分だけもらってばかりですから、当然と言えば当然の結果ですね。それでも、彼女もまたそう思っているそうで、それが結局のところお互いのことを理解し合ってるいい関係なのだと思いました。

 帰り際、彼女とのLINEで電車を寝過ごしたことを報告受けました。その瞬間はまたしても心配しましたが、彼女は終電あるから大丈夫と、そして何よりそうなった理由が「楽しかったから」だと言ってくれました。それだけ聞けただけで、自分はもう幸せでした。自分もこんなに満たされた日は久しぶりです。こういう楽しい日を繰り返していけば、たとえまた沈んだような日も乗り越えていけるとそう強く思いました。ということで、今回はそんな「魔法みたいな夜」について書きました。あまりに楽しかったか、文量も多めですね。それでも読んで頂き、ありがとうございました。

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