RPG
こんばんは。Nanashunです。
このブログを書いている自分は、久しぶりにホッとしているような気がします。というのも、ここ数日はストレスやそれから来る寝不足に心が休まらなかったからです。しかし、それらから一旦解放できたのは、紛れもなく今回の旅行を無事終えることができたからです。そんな旅行について、今回は書いていきます。
今回の舞台は福岡県。小学生の頃から、色々な都道府県に訪れている自分ですが、九州地方だけは未だ未開拓地でした。それもあって個人的には楽しみなことはもちろんのこと、その初めてを好きな人と一緒に経験できることが何よりも嬉しいことでした。それもあって、日頃体調を崩しやすい自分も、この旅行を何としてでも迎えてやりたいという気持ちが多かったのです。しかし、そのような強い思いが身体に緊張感を与えてしまい、結局初日は朝早いのにも関わらず、ショートスリープで朝を迎えました。それでも隣にいる彼女に支えられながら、無事福岡に着弾しました。
今回の旅行はいつも1日目が移動だけで終わる中、早朝からの集合ということもあり、午後は時間がありました。なので、事前に打ち合わせしていきたい場所に挙げた「かがみの海」と呼ばれるところにこれもまた初の試みでレンタカーで向かいました。彼女とのドライブは5月の埼玉旅行以来2回目でしたが、今回は帰りは彼女が運転してくれました。これもまた、彼女が自分を無理させないことへの配慮であり、そういう優しさが1日目から感じられていました。さて、目的の海ですが、夏があまりに似合いすぎる快晴に、海はものすごく輝いていました。彼女と付き合ってから色々なところに旅している自分ですが、そのたびに見上げる空がいつも違っていて、だけどどこか繋がっているように感じられるその景色は、まるで自分たちのようでした。夜になると、今度は彼女が行きたいと言っていたご飯屋さんに行きました。そこでは福岡、博多といえばの明太子をふんだんに使った釜飯をいただき、二人とも満足、満腹のままホテルに戻りました。ホテルに戻るや否や、朝早かった疲れと明日のフェスに備えての準備で、自分たちはすぐに就寝しました。ちなみに、明日のフェス、というのがまさに自分たちが今回福岡県に旅行先を選定した理由で、彼女が好きな「SEKAI NO OWARI」が出演するからでした。
2日目になりました。前日とは変わり、1日目は昼からの活動となりました。早朝、少しお腹の減った自分は朝の散歩かでらホテルを出ると、そこには異音が鳴り響いていました。これが何なのか、自分は散歩してもましてや検索しても解ることはなく、結局朝ごはんを買ったコンビニの店員さんに聞いてしまいました。すると店員さんは「セミですよ」と当たり前のように言ってきました。解らないことが解って安心した一方で、帰りも鳴り響くセミの鳴き声に、またしても夏を感じるのでした。お昼になりました。目覚めの悪い彼女も、昼から並んで豚骨ラーメンを食べると元気となりました。ラーメンでエネルギーをつけると、自分たちはいよいよフェスの会場「みずほPayPayドーム福岡」へと向かいました。しかし向かう途中、自分たちは愉快だったに関わらず、実際会場に着くと少し口の聞かない時間も何度ありました。お互い、よくなかった節を感じているからか、なかなか切り出すことができず、でも結局そこを埋めてくれたのは音楽でした。SHISHAMOやファンモンと自分たちの青春を彩ったアーティストで盛り上がると、いよいよSUPER BEAVERの時間になりました。実は今回のフェス、第二弾のアーティスト発表でこれまた彼女が好きなSUPER BEAVERの出演も決まっていたのです。お馴染みの曲で盛り上がる中、自分にとっては初めてとなる「主人公」も披露されました。この曲は、彼女が家族で海外旅行に行ってしまう際に、離れていても見れるようにと作った動画の楽曲でした。それもあり、自分自身もとても好きな楽曲を聴くことができて満足でした。しかし、ビーバー終了後から彼女が少し熱中症気味になってしまいました。これはおそらく会場に着いてから、1時間ほど会場の外にいたためであって、自分は配慮のできなかったことを後悔しました。しかし、後悔したところで何かが変わるわけでもなく、今できることは何かと思い、次のアーティストであるあいみょんも置き去りに、彼女の体調を優先しました。少し涼しい風に当たったり、かき氷を食べると彼女の体調も少しずつ良くなりました。彼女は申し訳なさそうにしていましたが、自分は今言ったようにそうさせてしまったことに申し訳ない気持ちを抱えており、お互い様でした。仲直りもできて、いよいよ最後のセカオワを迎えました。7年間フェスに参加してきて、初となるセカオワに自分も心を躍らせていました。かなり世代的な曲も多く、好きな「Dropout」なども披露され満足でしたが、1番は「RPG」でした。「RPG」は自分がセカオワで1番好きな曲です。実はこの曲、セカオワが好きな彼女から聴いたのですが、ボーカルであるFukaseとピアノのSaoriが喧嘩した時の仲直りの曲らしいです。もちろん、それを知ったから好きになったわけではないですが、そもそも好きだった曲にそういうエピソードが重なると、余計にグッとくるものがありますよね。それにそのエピソードを聞いた時、不覚にも自分たちのようでもあると感じました。自分と彼女も最近こそ減ってきた喧嘩も、未だにすることはあって。なんなら、フェスのセカオワの直前も喧嘩していたわけですからね。でも、迎える前、終わったあと、帰る時はいつも仲直りしている自分たちもまるでFukaseやSaoriのようだと思います。別に幼馴染でもなければ、同じミュージシャンでもありません。しかしながら、離れていても相手を想う気持ちや何か一つの思い出を紡ぐ時に、共作してきたことはお揃いのようです。そういう自分たちにとっても大切な一曲を聴けたことはこの暑すぎる夏フェスの魔法とも言えました。
3日目を迎えました。3日目は前日のフェスの疲れもあり、特に予定はなく美味しいご飯を食べて、お土産を見て空港へと向かいました。お土産では自分は家族と会社、また8月に帰る亡くなったおばあちゃん家に買いました。しかし、これで終わるはずもない自分は、今回も彼女にサプライズにお土産を買いました。今回はお土産を見ている時に、彼女がずっと欲しそうにしていたレモンパウンドケーキを買いました。上手く欺いてサプライズした自分は、大阪の時同様、またしても彼女を喜ばせることができました。なぜ自分がサプライズが好きなのか、厳密にいうとサプライズというより、喜ばせることが好きなのです。でも喜びの振り幅を最大限に引き伸ばすためには、あらゆる要素があると思っています。それこそサプライズもそうですが、個性であるとか彼女が欲しいものであるとか、色々です。でもそういうところは、日常からアンテナ高く汲み取る他ないのです。なぜなら、彼女のことを何も知らずして彼女を喜ばせることなどできないからです。だから、自分は日常で彼女のことをたくさん知り、非日常で喜ばせる。それは別になんの負担でもなく、むしろ幸せなのです。そんな瞬間を今回も収めることができました。空港に着くや否や、彼女は前日のフェスの疲れもあり、自分の肩で寝てしまっていました。そんな時、携帯の充電のない自分は彼女の携帯を借りて、YouTubeを見ていたのですが、その時たまたまメモも開いてしまいました。するとそこには、彼女の自分への手紙の下書きが書いてありました。これを見た時、なんだかとても暖かい気持ちになりました。失敗したくないのかなとか、そもそも書いたり消したりしてくれたんだなと思うと、またしても手紙を読みたくなり、益々お家に帰りたくなりました。しかし、そんなことも知る由もない彼女は、起きてもなお帰りたくないと言っていて、心の中でニヤニヤしていました。どこまでいっても、鈍感でだけど素直な彼女は、やっぱり喜ばせがいのある人です。きっと今もこのブログを読んでいる時に、自分のスマホのメモを開いているのでしょう。自分にはそこまで読めます。彼女からしたら恥ずかしい話かもしれませんが、自分からしたら嬉しい話です。だから許して欲しいですね。
そんな感じで、今回も気づけば旅行が終わりました。それにしても、ずっと体調に気遣い、3日間何もなく終えることができてよかったです。それはもちろん、自分の努力もありますが、それだけではありません。1番そばにいる彼女はもちろん、お母さんなども食事面で色々助けてくれました。だからそういう人に自分はお土産を買いたいし、お土産の先には感謝や喜ばせたい気持ちがあるのです。でも、やっぱり常に気遣ってくれる彼女の存在が、自分を1番無理させない原動力でした。
“煌めき”のような人生の中で
君に出逢えて僕は本当によかった
福岡で見た海の景色はまるで自分たちのように、煌めいていて、その景色の中に一人映る人、それが彼女だったのです。出逢えてよかった。本当によかった。
読んで頂き、ありがとうございました。
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