懐かしい春

 こんばんは。Nanashunです。

 前回のブログが上がった日が、そういえば春分の日でした。その辺りから、だんだんと春の訪れを感じる今日この頃、気づけば母校の卒業式でした。そんな卒業式に、先輩として行ってきたので、今回のそのことを書いていきます。

 さて、今回の卒業式、主にはサークルの後輩に会うことがメインでした。とはいえ、自分が卒業後社会人になってからも後輩には何かと会っていたので、そこまで久しぶりということはなく。ただ、だからこそ思い入れのある後輩たちの門出を祝うべく、今回は凱旋しました。しかし、1人で行く、というのはなんだか気恥ずかしく、そんな時に同じことを思っていた先輩たちがいたので、その先輩たちと一緒に行くことにしました。また、卒業式には留学等で昨年卒業していなかった同期もいたので、つまりはサークルの懐かしい集まりが、この卒業式をきっかけにできたのです。

 当日、天気は快晴で、そんな中自分は朝から後輩1人ひとりにLINEで祝辞を送りました。というのも、昨年自分はまさに今の先輩方から同じことをされて嬉しかったからです。やっぱりされて嬉しいことは、他でやっても嬉しいというのがあるので、そこは疑いなく自分が経験した社会人なるものを少し話しました。その祝辞には後輩たちそれぞれから色々なメッセージがありました。ある後輩は自分と同じ量くらいの文章で想いを伝えてくれたり。逆にある後輩は照れ臭いのか、控えめだったり。それでも、共通していたのはみんな社会人に対して、何かしらの不安を抱いていたということでした。確かに、自分も昨年を振り返ってみれば、同じ気持ちでした。特に、自分なんかはブログを読んでいただけたらわかる通り、心配性ですから、なおさらでした。しかし、そんな時に先輩方からたくさんの言葉をもらい、自分が信頼する人の言葉なら信じてみようと強く背中を押されました。だから、今度は自分が先輩として同じことをできればいい、というのもありました。しかしながら、自分は何度も言っていますが、臆病者です。人の人生に何かを与えられるほど、大きなこともしかもこのたった1年で成し遂げた訳ではありません。それでも、自分の中ではこの1年ものすごく成長した実感があり、その中に喜びや苦しみがあったその事実くらいは語れるのではないかと思いました。だから、別に背中を押そう、なんてそんな大それたことは言いません。そもそも背中を押す、という行為そのものは、押す方だった怖いのです。それでも少しその不安が安らいだのならば、やっぱりそこに言葉の力は絶対あるのだと思いました。


祝辞全文

※名前の部分は「みんな」で統一しています。

 みんな、卒業おめでとう。ちょうど1年前、自分も卒業祝いに先輩から言葉をもらって嬉しかったのを思い出して、今言葉を綴ってます。結論(とかいう社会人っぽいかな?)、社会人は楽しいです。でもそれは別に大学生と比べて、とかじゃなくて、全く別のものとしてです。もちろん、今より自由な時間はないかもしれないし、疲れることも多いかもしれないね。でも、自由がないからこそ休日が来るとすげぇ嬉しいし、疲れるからこそ休日が来るとすげぇ嬉しいし、、。何よりお金には困らないし。とにかく、あらゆる全てのものの価値が上がると思います。それは今言った休日もそうだし、食事、趣味、旅行、大学時代にはできなかったことも、社会人でできることはいっーぱいあります。そんでもって、仕事そのものも楽しめっちゃたら、ほら、もう社会人楽しくない?そういうもんです。ちなみに、仕事を楽しめるか楽しめないかはみんな次第です。それは意志から来るものです。楽しもうと思えば楽しいし、楽しみたくないと思えば楽しくないです。でも、みんなには楽しみにしてほしい。だから、今こうやって言葉を届けてます。ということで、あまり長くなると卒業式寝ちゃうだろうから、この辺で。改めて卒業おめでとう。そしてありがとう。みんなの社会人人生の門出を祝って、祝辞!


 上記の祝辞を胸に刻んだ後輩たち。大学に着くや否、ビシッとしたスーツに、華奢な晴れ着姿が見えました。そこには先ほどまでに語られた不安は見えず、どこか4月からの社会人に胸を躍らせているようでした。そんな後輩たちと待ち合わせすると、3世代、またその日は後輩たちの後輩もいたので、4世代で集まることができました。3年前副代表だった自分からすると、未だにサークルが続いていることに伝統を感じました。そんな懐かしい気持ちにさせてくれた昨日は、桜こそ咲かなかったですが、どこかみんなの心の中に咲いているようでした。その桜が枯れる前にと、みんなでシャッターを下ろしたのでした。

 読んで頂き、ありがとうございました。

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