コイスルオトメ

 こんばんは。Nanashunです。

 彼女と付き合ってから半年を迎えようとしている中で、BUMPのライブから始まり、CDJ、ap bank fesも迎え、ビーバーの単独ライブにも参戦してきました。しかし、それでもなお叶えたい夢があった自分。それは彼女との野外フェス参戦でした。今回はそんな野外フェスの感想を書いていきます。

 今回舞台となるのは毎度お馴染みのロキノン系フェス。しかしながら、「JAPAN JAM」への参戦は個人的にも初めてで、それも楽しみでした。早速ですが、野外フェス経験の少ない彼女はその日の太陽光に少しやられている素振りを見せていました。まだ入場も済ませてないよ、と言わんばかりの自分ですが、最近は喧嘩も少なくなってきたので、少しの不機嫌もへっちゃらでした。それに彼女もそういう気持ちでいたいわけではないことはわかっているので、徐々に適応するのを待っていると、フェス飯を食べる頃にはすでに野外フェスに溶け込んでいました。そしてグッズを受け取り、ロキノン系野外フェス恒例の芝生で着替えると、いよいよ野外フェスに染まっていきました。そんな色づいた瞬間を少しでも多く残そうと、自分たちはこれでもかと写真や動画を撮り、それは今見ても自分にとって最高の思い出となっています。

 しかし、目的はアーティストのライブ。色々なアーティストを見ていながら、お目当てのいきものがかりが来ました。7年間のフェスの歴史でも初めて見るいきものがかりに、自分はもちろんのこと、彼女も楽しみにしていました。ちなみに、フェス前から2人には楽しみにしていた楽曲がありました。それは「コイスルオトメ」です。これは自分が彼女と付き合う前に、ビーバーのおすすめの曲として紹介されていました。その時はじめて聴いた自分はいい曲だなと思って聴いていたのですが、聴いているとどうやらそれはカバーで、原曲を歌っているのはいきものがかりであることに気づきました。だからか、どちらの歌う「コイスルオトメ」も好きな自分たちは、今回はトリにビーバーが控えていることもあり、コラボ?なんて期待を膨らませてしまったりもしていました。結論、コラボはありませんでしたが、いきものがかりのラストの曲で、「コイスルオトメ」が選曲されました。やる可能性は高く、予想通りと言えば予想通りでしたが、自分も彼女もあまりの嬉しさがお互い滲み出ていました。歌詞がまるで自分たちのことを歌ったようなこの曲は、自分たちにとっても特別な一曲で、付き合い立ての淡い青春が想起されます。そんな思い出を夕暮れ時と重ねたあのひと時を、自分は忘れることはないでしょう。

 夕日も沈み、夜が更けてきました。いよいよトリであるビーバーを迎えました。ちなみに、今回はフェスでは初となる前方エリアでの参戦です。抽選が当たった今回は、自分至上、最も近い席でビーバーを、いやアーティストを見ることができました。そんなビーバーの時間を迎えました。前回のブログで書いたように、今回はボーカルである渋谷さんことぶーやんが喉の不調からの復帰初となるライブでした。はじめの方は喉がまだ本調子ではないのかなと思ったりもしましたが、徐々に違和感なくいつもと通りに進んでいくライブに、自分も引き込まれていきました。特に最近の新曲である「片想い」が披露された時には直前のMCも相まって、圧巻でした。なぜ片想いなのか、これは恋愛ソングなのか、そう思っていた自分ですが、それは全くの見当違いで。これは実際、ぶーやんがMCで放った「音楽で幸せや喜びを感じる時もあれば、何でこんなに苦しいんだって思う時もある。」これに全てが詰まっていると思いました。つまり、ぶーやんは音楽が大好きで、それで幸せを感じることもあるけど、苦しいことだってある。それは自分がどこまでも音楽に対して片想いなだけで、音楽が自分を好きとは限らないということなのだと思いました。それを知った時、なんだか自分の彼女に対する想いも重なりました。元を辿れば、一度彼女にフラれている自分は片想いの期間も長かったわけで。ぶーやんにとっての音楽は、自分にとっての彼女でした。彼女になる前から彼女といるだけで、自分は幸せで、だけど好きになってもらえないことに苦しみもあって。それでも、好きだから想いに諦めることはできなくて。そういう想いが重なり出していました。そんなことをあれこれ想いに更けていたら、自分が大好きな「切望」が流れたというのに、呆気に取られていました。そんな姿でいると、よりによって隣にいる彼女が触れて引き戻して、気づけばフェスは終わりを迎えていました。

 フェスが終わり、そんな彼女と1日のことを振り返っていると、1日太陽の中だったというのに、2人には笑顔が溢れていました。それはきっと、アーティストが与えてくれたエネルギーはもちろん、烏滸がましくも自分がちゃんと彼女と共に歩み切れた証明なのではないかと思いました。CDJのフェスの時のブログにも書きましたが、自分はやっぱり自分が楽しむと同じくらい、彼女にも楽しんでもらいたいという気持ちがあります。だからそのためには、当日を迎えるまでにも色々なことを考えますし、当日も柔軟に対応することを忘れてはなりません。でも、そういう言うと、気を遣っているのではないか、なんて思うかもしれませんが、気を使うほどもう自分たちはお互いのことを知らないことなんてないんです。お互いのことを知っているから、何をしたら喜んで、何をしたら嫌なのか、大抵は理解しているつもりです。だから、今回も彼女には嫌なこと一つなく、喜んでもらいました。それくらい、自分にとっては彼女の喜びが重要なのです。そう、恋するあなたには、あたしだけなのです。

 読んで頂き、ありがとうございました。

Nanashun's Portfolio

NanashunのPortfolioです。

0コメント

  • 1000 / 1000