優しさに溢れた世界で

 こんばんは。Nanashunです。

 今回は彼女と迎えた初のGWの後半戦について書いていきます。久しぶりの長期休暇となった今回ですが、自分たちはお互いの暮らす関東での旅行にしました。というのも、GWといえば「春フェス」ということで、「春フェス」に合わせて予定を立てたことが主な理由になります。前半は、前回のブログで書いた千葉の「JAPAN JAM」に、そして後半は埼玉の「VIVA LA ROCK」に参戦してきたので、今回はそれについても書きます。

 先ず、1日目ですが、いちご狩りに行きました。これは自分たちのやりたいことリストでもかなり上位にあったものでした。それもあり3月、4月と予定を立てていたのですが、他の予定との兼ね合いで延期を重ね、晴れて今回このGWで果たすことができたのです。そんないちご狩りですが、行き先までは自分の運転で行きました。あまり普段から運転しない自分は、背伸びして彼女に運転すると豪語したものの、性格的に心配性なので、前日にコソ練をしていました。それもあって、当日はスムーズに目的地に辿り着くことができました。そんな中、迎えたいちご狩り。結論、思っているほど食べれなかったのが感想でしたが、それはそもそもやる前からお互いわかっていたことで、それでも機会として彼女といちご狩りできたのはとても良い思い出でした。いちご狩りを終えると、次はアウトレットに向かいました。しかし、このアウトレットで彼女の体調に異変がありました。そうです、女の子の日がこのタイミングでやってきてしまいました。フェスを次の日に控えていた自分たちですので、彼女はとても落ち込んでいましたが、体調を気を遣いながらも楽しんでもらえるようにと、色々自分も考えました。その中で一つ提案したのが、お互いの欲しいものを10,000円分買ってあげるという企画。アウトレットならではのこの企画に、自分も彼女も色んなお店に入っては欲しいものを選びました。結果的に、彼女は青色のシースルーのシャツと、クリーム色のトートバッグ、自分はクリーム色のシャツを購入し、お互いにプレゼントし合いました。加えて、自分は自分用に欲しかったサンダルを購入し、アウトレット、およびドライブはここで終了しました。夜ご飯を済ませ、ホテルに着くと自分たちはかなり疲れ切っていました。そんな中、ダラダラしていると彼女から驚くべきことを聞かされました。それは下着を忘れたというのです。彼女はこれに自分への苛立ちを隠せず、さらには昼の体調不良もあり、最終的には落ち込みを隠せずいました。それでも、自分にも出来ることは無いかと色々模索し、コンビニで下着を揃えたり、引き続き体調を気遣うことで、彼女の心も徐々に回復していきました。次の日のフェスに控えるべく、自分たちは早めに眠りにつきました。しかし、途中隣で寝ている彼女が自分の背中越しに涙を流していました。はじめは体調が悪いのかと思い、背中を摩っていたのですが、どうやらそういうわけではないそうで。その瞬間、瞬時に察した自分はその後何も発さずにただ背中を摩っていました。どうしてこうなってしまうんだろうという彼女の気持ちが見えたその時、大阪旅行の時のことを思い出しました。同じように、体調を崩してしまったあの日も彼女は泣いていました。人一倍優しい彼女は、きっと自分が楽しめないことよりも、自分に迷惑をかけていることに涙を流しているようでした。でも、それは今日がたまたまその日であったわけで、自分にもそういう日はあります。だからお互い様なんだということを、自分は別に言葉にするのも野暮だと思い、ただただ身体が休まるようにと、背中を摩り、朝を迎えました。

 それからは彼女も涙を見せることなく、むしろ笑顔で2日目の「VIVA LA ROCK」3日目の川越を迎えました。1年ぶり2回目となるビバラは、相変わらず過ごしやすいフェスでした。過ごしやすいフェスなだけもあり、彼女の体調にも優しいフェスであったことは間違いありません。お目当てのSUPER BEAVER、Saucy Dogを見れて満足な自分たち。ビーバーは自分至上初となる「東京」に歓喜、サウシーは相変わらずの「優しさに溢れた世界で」が沁みました。他にもたくさんのアーティストを見て、歌って、踊ったビバラは今回も最高でした。そして川越では、念願のペアリングを一緒に作りました。しかし、これは予定にはなく、というかそもそも川越に行く予定すら自分たちにはなかったのですが、せっかくのGWだからとこれまた背伸びしました。ペアリング作り、もちろん初めての経験でしたが、とてもわかりやすく教えてくれたこともあり、素人の自分たちでも上手くできました。どの指のリングからリンクの形まで決められる今回は、せっかく作るならと色々と考えました。特にこだわったのは、指で自分たちは「小指」にしました。これは小指に込められた「約束」、「絆」に惹かれたからです。あとは個人的には自分たちがBUMP OF CHICKENが好きなこともあり、その曲の「pinkie」という曲が「小指」、「約束」という意味を持った楽曲であり、それが自分たちらしくていいね、ということで決めました。ちなみに、その作業風景も従業員の方が色々撮ってくださり、それを見るたびに思い出が想起されるもの、嬉しいポイントです。そんな想いの詰まったリングをお互いハメて過ごした、長いようで濃密だったGWは幕を閉じました。

 さて、今回も彼女と過ごす「初めて」のGWでした。今書いたことからもわかるように、色々サプライズありながらも、楽しかったと言わないことはできない初めての彼女と過ごすGWはとても有意義なものでした。野外フェス、いちご狩り、アウトレット、ペアリング、自分がずっとやりたいと言っていたことがこよGW期間中、いっぱいできたことは自分にとって幸せな時間であったことは確かです。それもまた嬉しいのは、帰り際彼女にとってもその時間が同じように幸せであったということを共有できたことです。お揃いの気持ちであることがどれだけで嬉しくて、しかしそれが当たり前ではないことくらい、自分たちには言うまでもないのです。だから、これからもやることはシンプルで、この奇跡とも呼べるお揃いの気持ちを増やしていくだけです。それは世間的には簡単ではないことであっても、自分たちにとっては簡単なことです。それは今回、小指に光るリングが示してくれています。そのリングがこれからも自分たちの「絆」を強くするように、そして未来への「約束」がどんどん果たされるように、願いを込めて、ブログを終わりにします。

 読んで頂き、ありがとうございました。

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