2→1→2

 こんばんは。Nanashunです。

 こないだブログを再開したと思ったら、もうこんなにも間隔を空けてしまいました。別に書きたくなかったわけでもなければ、書きたいことがなかったわけでもありません。むしろ、書きたいことは山積みで、だけどそれがうまく言葉になってくれなかったり、そもそも書くこと自体が億劫な日もあったりと、色々でした。でも、そうは言っても、やっぱり書きたいな、伝えたいなという想いは溢れる中で、それを届ける術は言葉しかないという中で、今日もブログを書きます。

 はじめに、意外に知られていないことかもしれませんが、自分はHump Backというバンドが好きです。Hump Backの良さを少し語ると、やっぱりストレートな歌詞が一番好きです。自分は対照的にBUMP OF CHICKENやMr.Childrenも好きですが、彼らはどちらかというと表現が上手いが故に、美しさを感じるバンドです。しかし、Hump Backはどちらかといえば泥臭さ、最近でいうとSUPER BEAVERとも歌詞の方向性は少し似ているかもしれません。そう思うと、自分の中で最近のトレンドは泥臭さなのでしょうか。少し恥ずかしいようなことも、バンドが歌ってくれることで背中を押されることってありますよね。さて、そんなhump backをある日聴いていました。すると、LIVE音源の彼女らの代表的曲「拝啓、少年よ」を見つけました。この楽曲は就活時代にもとても勇気づけられた自分にとっては大切は楽曲の一つでもあったので、久しぶりに再生しました。すると、曲前のMCから収録されていた本楽曲は、電車の中にも関わらず、ここ最近のやるせない気持ちの中を泳ぐように自分の心へと浸透していきました。先も言ったように、泥臭い歌詞が特徴的なHump Back。ボーカルの林さんから放たれるノンストップ5分間のMC。冗談抜きで、電車だろうと涙なしでは語れませんでした。実は、それを聴いた時でした。やっぱり自分も自分の想いを伝えたい、届けたいと思ったのは。結局、自分は今回もバンドに背中を押されてしまったのです。

 では、MCの話をします。一言でまとめると、彼らのデビュー前の話。バンドを目指そうとした学生時代から今に至るまでをわかりやすく、かつカッコよく伝えてくれています。そんな中で、自分が印象的に残ったのは、両親の話。実は林さん含め、Hump Backの3人は最近全員母になりました。それもあって、自分の幼少期の話もその時にされてました。


両親(二人)に育てられ、一人で立つことを覚え、
誰かと出会って恋をして、また二人になっていく。


このようなニュアンスのMCがありました。この言葉がとても今の自分と重なってグッときました。特に「一人で立つことを覚えて、誰かと出会って恋をして、また二人になっていく」という表現。もちろん、今回はこれが恋でしたが、これが別に友達でもおかしくはありません。言いたいことは結局、人は一人では生きていけないことです。当たり前のように思うかもしれませんが、それが当たり前になったら感謝することも忘れてしまいます。だから、こうやって改めて知ることで今、自分は自分を見つめ直すことができました。高校生の時、お母さんに「学校行きたくない」と言っても「それでもいいんじゃない」と言ってくれたこと。大学生の時、「やりたいことがある」と言っても、応援してくれたこと。クリスマス直前、彼女に胃腸炎でお店を変えることになっても、「来年リベンジ」と言ってくれたこと。ディズニー直前、親知らずでリスケになっても、「どこにいくにも楽しい」と伝えてくれたこと。お母さんや彼女からしたらきっと当たり前なことかもしれませんが、その当たり前に自分は気づいていてもなお、やっぱり感謝しないといけないと思いました。でも、時にそれが空回りして言い方を誤ったり、伝え方が違ったりもします。それでも、一人になった時、こういう誰かと一緒に二人で歩いた時を思い出すと、やっぱりそっちがいいなとなってしまうのが自分であり、人間です。そういうこと、当たり前かもしれませんが、そういうことを自分はHump Backから気付かされました。そこから流れる「拝啓、少年よ」。圧巻という他ありません。

 いかがだったでしょうか。でも、ほんと面白いなと思うのは、人間って二人(誰か)と生きていくことから、一人(自分)で生きていくを覚え、最終的にまた二人(誰か)に戻っていくということですよね。ずっと二人でいるわけでもなければ、ずっと一人でいるわけでもない。必ず、どちらの過程も経て、それは成長と呼ばれていくわけです。みんな経てきた過程だからこそ、わかってはいるつもりでしょうけど、気づいけていた人は意外にいないのかなと思ったりして。それなら、こうやって自分が伝えることはやっぱり意味のあるものになります。そして、それは誰かに気づきを与えるではなく、未来の自分にも気づきを与えるきっかけになるのです。だから、自分はブログをやめられない。あの時こう思っていたな、という経験がまた自分を強くする。その1ページが今日もまた、増えたのでした。


あぁもう泣かないで
君が思う程に弱くはない
あぁまだ追いかけて
遠回りくらいがちょうどいい


遠回りを許してくれる誰かを、自分は手離してはなりません。共に歩いてくれる誰かがいることに今日も感謝し、また真っ直ぐな道を迷いながらも進んでいく。

 読んで頂き、ありがとうございました。

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