予報外れも、愛せたなら

 こんばんは。Nanashunです。

 誕生日を迎えて、早1ヶ月が経ちました。今年の誕生日といえば、このブログが一度休止した日でもありますね。それからのこと、現在まで書いたブログはなんとたったの2稿。1ヶ月8稿書いていた自分からすると、かなり減ったという印象です。でも、元々はこれくらいのペースでした。ペース、というより「書きたい時に書く」がモットーでしたから、そうなるのは当たり前で。でも、ある人と出会ってから、その人が好きと言ってくれたこのブログを、一時は日記のようにたくさん書いていました。今回はそんなブログが好きな人との話。

 梅雨とは程遠いほどの暑さの中、一昨日と昨日で自分たちは弾丸旅行に行ってきました。向かった先は栃木県にある鬼怒川。関東住みの自分たちからすると、少し手を伸ばせばいける距離に位置していた場所でした。しかし、こちらの旅行、今弾丸旅行と申し上げた通り、決まったのはなんと旅行の3日前でした。あれ、これなんか前もなかったっけ、そんなことを思った人は勘が鋭いですが、実は半年記念日旅行もそうでした。当初はディズニーに行くはずが、胃腸炎の病み上がりのためリスケに。そして、そのリスケ先が今回だったのですが、今度はその直前に自分が親知らずの痛みに悩まされ、またしてもディズニーはリスケとなってしまったのです。先ずこの時点で、自分からすればもう申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、それでも「また今度行こう!」とリスケもなんのそのと思ってくれる彼女に対しては、ほんと頭が上がりません。自分なりには胃腸炎以降、免疫ケアを飲んだり、食事に気を遣ったりしていたつもりですが、どうも神様は自分に試練を与えるばかりでした。しかし、それでも乗り越えることができてきて今があるとすれば、共に成長できているのだと実感はあります。

 さて、そんな懺悔にも近い旅行ですが、1日目からゆっくり向かいました。そもそも、体調第一に考えて、リスケした代理旅行ですから、それがハードなスケジュールになることはないのです。それもあり、今回も前回同様、ホテルをメインにしたプランを計画し、1日目からホテルでゆっくり過ごすことにしました。鬼怒川に着くと、生憎の雨ではありましたが、やはり予約したホテルのクオリティは高く、過去一番大きい部屋でした。また、キッチンが使えるということから、夜ご飯は料理しようという話で決まりました。そのため、ホテルに着くや否、すぐに近くのスーパーに向かいました。スーパーでは先ず何を作るかから話し合いました。すると、彼女が餃子が食べたいという話なので、餃子の具材を集めていました。しかし、はじめての2人の買い物はなかなか価値観が合うことも少なく、蓋を開けてみればなんと1時間も買い物をしていました。しかし、5月のように喧嘩があったわけではなく、ただこだわりや育った環境が違うだけの話で、むしろ一緒に住んだらこんな形になるということをお互い想像できたいい機会でした。それもあって、ホテルに戻ってからも終始楽しく、しかし楽しみすぎて失敗に終わった餃子も、今では思い出です。

 2日目になりました。2日目は昨日の天気が嘘かのような快晴で、気温もかなり高くなっていました。そんな中、日傘を刺しながら駅に戻ると、そこでは汽車の回転パレードが。自分たちの地元では滅多にみれない汽車の姿に、自分も彼女も大興奮でした。それが終わるとすぐさま、今度は彼女が前日から行きたいと言っていた「鬼怒川ライン下り」に向かいました。天気の良いライン下りはとても心地よく、暑すぎた日中に少し涼風が心地よいような時間に、自分も彼女もとても満足でした。お昼を済ませ、午後は自分が行きたい場所に向かいました。自分が行きたかったのは「東武ワールドスクエア」。2時間で世界一周した気分になれるというテーマパークは、まさに好奇心をくすぐるものがありました。中でも印象に残っているのは、ヨーロッパの展示会。日本の見慣れた建造物に比べて、ヨーロッパの建造物は派手でデザインチックで、まさに好奇心がくすぐられました。もちろん、生で見たらもっとすごいのは十分承知しているので、それは全部彼女と一緒に叶えられたらいいですね。

 さて、そんな感じであっという間の鬼怒川旅行が終わってしまいました。正直、自分からすると、申し訳ない気持ちや悔しい気持ちもありました。それは元々予定されていた予定をリスケしただけでなく、リスケした予定を再リスケになることになったからです。一度の過ちは許されても、二度も同じことをしてはいけません。もちろん、同じ理由でもなければ、わざとでもあるわけではないので、そこは責めがたいところでもありますが、自分はずっとそこに負い目を感じていました。しかし、彼女が旅行の最後に電車の中で言ってくれた一言「正直、予定変更した方が楽しかったんじゃないかってくらい、楽しかった」と言ってくれたことで、自分の心は掬われました。もちろん、だからと言ってこれでよかったんだ、と言われればそれはわかりません。元々、あった予定を迎えていても、同じように楽しかったのであれば、それは別に代わりになったわけではないですから。しかし、それくらい代わりというのは常にハードルが上がる中で、彼女からそのハードルを超えられたような一言をもらえたことは、自分としては嬉しかったです。

 それにしても、なんだかいつも許してくれることに甘えているなと思うと、やっぱりもらってばかりの自分です。そんな自分が彼女に対して与えているものが一体どれくらいあるのだろうと思ってしまいます。それは目に見えるものもありますが、大抵は目に見えないものです。だからこそ、定量的なものではから、比較することも難しいのです。しかし、本当は比較すること自体、野暮な話で、逆にいえば見えないからこそ謙虚に、伸び代を感じながら、相手に与えられるのかもしれません。でも、それもどこまでいってもやっぱりわかりません。けれども、それを見ようとしないような諦観だけはしたくないのです。それはつまり、これからどんな試練が自分たちに待ち受けていようと、きっと諦めなければ道は開けるということです。綺麗事かもしれませんが、今回も想いの強さが叶えた2日間であり、それが彼女の心を満たしました。そうであるならば、これからも臆さずに、試練に立ち向かっていく。1人で乗り越えられない壁は、2人で乗り越えていく。そういう瞬間を、これからも自分は書き留めていきたいのです。

 読んで頂き、ありがとうございました。

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