幸せ菌

 こんばんは。Nanashunです。

 考えごとをしている時は、自ずと勝手に指が動きます。指が向かう先はメモ。そしてメモが向かう先はこのブログ。更新頻度こそ減ったブログも、やっぱり自分にとっては大切な故郷なようなものです。嬉しかったことから、辛かったことまで、淀みなく書かれているここは、まさに人生のノートと言っても過言ではありません。そんな人生のノートに、今日も綴りたいことがありました。

 一昨日、仕事にて商談がありました。かなり、自分の中では気合いの入った商談であり、先週いっぱい、ましてや土日も少し資料を作るくらいには、しっかりと準備をしてきました。実際、それもあって商談の手応えはとても良かったです。けれども、同席いただいたマネージャーからは「良くなかったね」「話し方が上から目線に聞こえる」など4月に書いたブログ同様、やっぱりダメ出しだけでした。ポイントはこの"だけ"という部分。例えば、一方で良かったポイントなども言われればまだ、モチベーションにはなるのですが、それがないのでどうしてもやる気は失せるばかりです。その一方で、同グループの彼女に商談の話を聞けば、上手くいっては褒められていることも最近ではよく聞くようになって。何度も言っている通り、自分にとっては彼女はパートナーである前にライバルですから、そこは悔しい気持ちを抱えるばかりです。でも、今回はどちらかというと「悔しい」より「辛い」という方が大きかったです。特に後半の「上から目線に聞こえる」というダメ出しは、まるで人格否定のようにも思えました。それでも、自分を肯定してくれる人が少しでもいてほしい、そんなことを思った自分は、本商談に同席いただいていた先輩に30分のFBの時間をいただきました。すると、その先輩からはそこまで悪いFBはいただきませんでした。むしろ、新卒でここまで出来ているのがすごい、と言わんばかりの褒めの言葉をいただき、少し心は救われました。

 でも、少しばかりの心ではなかなから立ち直ることはできず、翌日には新卒1年目の時にお世話になったメンターの先輩に1on1の時間をいただきました。同じことを話すと、先輩は当時から変わらない優しさで、共感から自分の話を聞いてくれました。その上で、本当に辛い時は直接言ってしまえばいい、と力強い言葉もいただきました。また、仲間内にベクトルを向けるのではなく、本来はお客様に向けるべきことを忘れてはいけないと、優しさの中にも厳しさもありました。しかし、最後には同グループに相談できる人がいないという点において、いつでも頼ってくれていいと、背中を押してくれました。まだまだ、自分の味方はいる。そういう感覚は根拠のない自信へと繋がっていきました。それからはもう、くよくよすることなく今一度精一杯やろうと思いました。

 しかしながら、今度はそのフィジカルの部分で懸念点がありました。商談があった同日、在宅にて勤務していた自分は郵便物を受け取りました。そこに届いたのは1ヶ月前の健康診断の結果。結論からいうと、自分が望んでいた診断結果とはかなりかけ離れていた結果でした。確かに、目に見える形で太ったと思った自分は、脂質が多いことなど理解できる点もありました。そこに関しては、改めて食生活から意識しようと思いました。しかし、それだけでは済まず、今年は肝臓の不調が見られました。理由は様々ですが、運動不足やストレスが挙げられました。理由については、昨今の体調不良によって、思い当たる節はあったものの、まさかこのようなアラートが出されるとは思ってもいませんでした。このようなことが重なり、自分は体調を崩してしまい、前日仕事を早退しました。そして、散歩をしてはあれやこれやと色々なことを考えていました。色々なことは色々なので、全ては語りきれませんが、例えば彼女のことです。彼女と付き合ってから、体調不良が増えたのは事実です。しかし、それを理由にする自分も嫌で、しかしながら身体は心と一致せず、一体自分は誰を、何を、恨めばいいのか、よくわからなかったのです。それにこんな状態であれば、また彼女は心配するだろうと、実際に翌日、仕事終わりに夜ご飯に行った時に、その話をするとやっぱり彼女は不安げな顔を見せていました。結局、話して良かったのか、そういうこともまた考えてしまいました。帰り道、こんなにも音楽が頭に入ってこないのは、久しぶりでした。

 家に帰り、お風呂に入り、ゆっくり考えてました。そんな時、ある一つのことに気づき、その気づきが今回もこのブログを書く手助けをしてくれました。それは自分の今までを振り返った時、体調不良に隣り合わせで、紛れもなく幸せがあったということでした。例えば、自分が胃腸炎になった時も、親知らずが痛んだ時も、常にそこには彼女の存在がありました。もちろん、未然に防ぐことができれば一番良かったに越したことはありません。しかし、自分たちは未来が見えない時点で、先回りしてそれを防ぐのは不可能に近いです。では、そうなるとできることはただ一つで、起きたことに対しどう対処するか、です。それがあって、今の自分が、今の自分たちがあるとするならば、むしろそれは感謝しなくてはなりません。そう思った時、心配する彼女にも「大丈夫」と伝えることができました。

 そう思うと、自分の身体を蝕むのは「悪玉菌」ではなく「幸せ菌」であるのです。自分の身体のあらゆるところに、自分を支えてくれている幸せがあります。それは先輩であったり、彼女であったり、様々ですが、一つ言えることはひとりじゃないということです。ひとりであれば、こんなに傷つくことも、体調不良になることもなかったかもしれません。しかし、ひとりであれば、こんなにも嬉しい出来事に、健やかでいることに感謝できなかったかもしれません。それをもしどちらかの未来を選べと言われても、自分は間違いなく後者を選ぶと思います。そうであるならば、自分が今置かれている状況は、ある程度許容でもあるのです。もちろん、それにはまた心身ともにストレスがかかることもあるかもしれません。それでも、選んだ自分の選択を"間違っていた"なんて、口が裂けても言いたくないのです。ならば、死ぬまで自分の道を突き進む。そういう姿が、強い免疫を生み、また幸せ菌となっていく。

 読んで頂き、ありがとうございました。

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